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            肩こり頭痛の有名人

「肩が凝る」という日本語を最初に使ったのは
夏目漱石だそうです。


それは夏目漱石の小説『門』(明治43年、1910)の中にでてきます。
「指で圧してみると、頸と肩の継目の少し脊中へ寄った局部が、石のように凝っていた
御米(およね)は男の力一杯にそれを抑えて呉れと頼んだ。宗助の額からは汗が煮染み出した。それでも御米の満足する程は力が出なかった。」
 

「肩がはる」と言ったのは新千円札でおなじみの樋口一葉。

それ以前には樋ロ一葉の”肩がはる”という表現が使われていました。
一葉は明治28年(1895)に出版された『ゆく雲』の中で、この言葉を使っています。
お縫は生母を亡くし、継母に養われている。この下宿屋のおかみは
「大名の分家と利かせる見得ぼうの上なし、下女には奥様といはせ、若物の裾のながいを引いて、
用をすれは肩がはるという」といやみな女でした。

井上ひさしの戯曲『頭痛肩こり 樋口一葉』には
「痛むんです、頭が。割れそうなんです。だれか玄翁でこの頭を断ち割ってください」など
頭痛・肩凝りに悩む描写があります。

路地のどぶ板をがたがた踏んで行って(樋口一葉を)お訪ねしますと、池の見えるところへ机を持ち出して、「頭痛が激しくてたまらないものですから」と鉢巻をして書いておられたこともありました。・・・
「ひどく肩が凝ってこれできびしく打っても感じないほどです」と文鎮を取ってみせられたこともありました。(疋田達子談 出典:作田学. モダンフィジシャン 2000;20:791-796)

小説「青春の門」でおなじみの五木寛之氏も
頭痛に悩まされていた。


「私の場合、気圧と頭痛とは、呆れるほど正確に連動しているのだ。 だから低気圧のサインを見逃すと、ひどい目にあう。片頭痛の発作がひどい時には、本当に七転八倒したものである。
耐え難い痛みと吐き気.吐くものがなくても胃はけいれんし、収縮する.便器をかかえて2日間トイレに倒れていたこともあった。 ひと月に2度か、3度、ひどい発作にみまわれるのだからたまらない。
発作の前には必ず予兆がある・・・唾液がねばつく感じがする。まぶたがさがってくる。手足の先が冷たいのに首筋が熱い」。
2002年4月8日付朝日新聞朝刊 家庭欄、
「みみずくの夜メール」 夜型人間の言いわけによりますと・・・(要約)
  

(店長)この表現なんか実感がありますね。私の場合とそっくりです。
    五木寛之さんも肩こりから来る頭痛だと思いますね。
    不思議なのは、60歳過ぎてからこの症状はなくなったそうです。
    何故なのか聞いてみたいですね。


             

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